一応ストアブログですが、ほぼ日常の雑記
ときどきコーヒーのことなど
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8月15日に想う

昨夜報道で、学徒出陣に関する当時の資料や証言を後世に残す取組みを
慶応大学のプロジェクトチームが行っているという話を知りました
大学側がある意味「加担」したこの学徒出陣に関しては
体系的な資料の保全・整理を行っている大学がほとんどなく
「生き証人」が減少する中で、こうした取組みが行われていること自体は
非常に重要な事だと思います
報道の中で、特攻隊員として戦地に赴く心境を綴った大学生の手記が
紹介されていましたが、この戦争は必ず負ける、それが分かっていて
死地に赴く虚しさ、葛藤を訴えた内容には胸を締め付けられる思いがします
こうした手記、手紙はこれまでにも報道や書物を通じて何度か目にしましたが
情報が完全に統制され、マスコミは戦勝記事しか載せなかった中で
インテリ層とは言へ、当時まだ学生だった若者たちが
極めて冷静に戦争は負けると分析していることに当初は驚きました
一方で、当時既に社会的名声を得ていた知識人、特に大作家たちが
顎足つきの戦地従軍で(検閲があったとは言へ)提灯記事を書き
また多くの有名作家の戦争当時の日記などを読むにつけ
新聞の戦地報道に単純に嬉々とし、配給で手に入りにくくなった
食材や嗜好品の入手に一喜一憂するような姿を見ると
彼らが戦後一切口を噤んで、戦争を総括するという「義務」を放棄したのは
推して知るべしと言う事なんでしょう

もちろん、こうした「文化人」だけでなく、実際に戦争を主導する側の
政治家をはじめとする当事者達の多くがこれを怠ったからこそ
いまだ東京裁判の呪縛からも、隣国の言われ無き批判・干渉からも
逃れられないこの国の現状があるのではないかと改めて思います
毎年誰が参拝したとかしないとか、そんなことばかり騒ぐマスコミ
sensitiveな議論は「専門家の見解に委ねる」と逃げを打つ政治家
まもなく戦後70年を迎え、多くの証人が亡くなられていく中で
前述のような一大学の取組みはもちろんですが
国家としてもう少し本気でこの、戦後総括というテーマに挑もうとする
気概のある政治家、知識人は出現しないのかと痛切に思います

というわけで、まったく日頃のblogにそぐわない内容になってしまいましたが
ボク自身の貧相な読書歴の中で、毎年この時期になるとつい書棚から
読み返したくなる本が、久しぶりのおススメ本となるこちらです
この「閉ざされた言語空間」と、「1946年憲法ーその拘束」
「忘れたことと忘れさせられたこと」は、いわゆる三部作になっていて
全て文春文庫で手軽に手に入れることが出来ます
小林秀雄以降、文芸評論の第一人者として活躍し
多くの作家や文化人に影響を与えた著者
体系的な戦争総括というテーマからはもちろん少々外れますが
外出する気も起きない夏の1日、クーラーの効いた涼しい部屋で
じっくりと読んでみるのも良いかと、もちろんコーヒーを傍らにww




2013.08.16 Friday 11:24
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